これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ(その6)

今回は前回に引き続きキーワード能力の話になります。
ここまでの内容をまだご覧になっていない方は、以下のリンクよりどうぞ。
何かはじめたけど不安がという部分が少しでも解消されれば幸いです。

これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ向けて、自分なりの経験を元に最初に何をすればいいのかわかりやすく解説してみました。
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その5ではキーワード能力の基本でもある常磐木について説明させて頂きました。
この常磐木に関しては新しいエキスパンションが発売されても継続されるキーワード能力だと思って差し障りありません。
では次に現スタンダード環境におけるキーワード能力をご説明しましょう。

スタンダード環境におけるキーワード能力
(2019年12月版)GRN-ELD

スタンダードのキーワード能力のお話させて頂く前に、スタンダード環境についても少し触れておきましょう。
今回の内容としては

・スタンダード環境とは
・エキスパンションとは
・現行スタンダードにおけるキーワード能力

このような形で進めていきましょう。

スタンダード環境とは

現在マジックのスタンダード環境は
セットA
セットB
セットC
基本セット

を1年のサイクルとして、2年分のエキスパンションの集合体がスタンダード環境となります。

また、スタンダード落ちとも言われるローテーションが存在するのもスタンダード環境の特徴となっており、最小5エキスパンション~最大8エキスパンションの構成となります。

ローテーションが存在しない、パイオニアやモダン・レガシーなどは新しいエキスパンションが発売されるとカードプールが広がるのみでカットされることはありません。
(禁止制限についてはまた別のお話になるので今回の話では除外させてください)

今まで使えなくなるカードが存在するという特殊な環境になるので、新しいエキスパンションが登場するといままで猛威を奮っていたデッキが息を潜め、また新しいデッキが隆盛するという変化に富んだ環境でもあります。
ですが、そこがまたスタンダードの醍醐味でもあるのです。

今まで日の目を見なかったカードが新しい環境になることで脚光を浴びるなんてことはよくある話です、パックを剥いたけど出番のなかったカード達が輝く事もあるのがスタンダード環境です。

エキスパンションとは

ひとつのテーマやストーリーによってセットされたカード群、それがエキスパンションになります。
TCG業界的には第○弾とも言われる発売セットですね。

マジックでは2019年12月現在、以下のエキスパンションがスタンダード環境に該当します。

ラヴニカのギルド
ラヴニカの献身
灯争大戦
基本セット2020
エルドレインの王権
(テーロス還魂記)2020年1月24日発売予定
(イコリア:巨獣の棲処)2020年4月24日発売予定
(基本セット2021)2020年夏発売予定

先に説明した1年のサイクルが2年分、この8エキスパンションが2020年度のスタンダード環境となります。
ただし、現在5エキスパンションの最小構成になりますので夏に向けて最大8エキスパンションまで拡大します。

ローテーションについて

2020年の秋、基本セット2021の後にはゼンディカーの夜明けというエキスパンションが秋に発売予定となっております。
その発売と同時に、現在のラヴニカのギルド・ラヴニカの献身・灯争大戦・基本セット2020はスタンダード環境から姿を消すことになります。

そしてエルドレインの王権以降のエキスパンションが新スタンダード環境となるのです。

では姿を消したカードはどうなるのか?
パイオニアやモダンといったローテーションが存在しない環境で継続して使えますので、その頃にはマジックに慣れ楽しんでいることかと思いますので使い慣れたあのカードや、気に入っているあのカードを携えてパイオニア環境に足を踏み入れてみるのもいいでしょう。

マジックにはそういった楽しみ方もあるのです。

余談にはなりますが、マジックのエキスパンションは略号で記載されることが多々あります。
全て把握しておく必要はありませんが、通販サイトなどでよく目にすることがあると思いますので、現環境について覚えておくと何かと便利です。

略号は英名を省略した3文字で表されます。

ラヴニカのギルド(GRN:Guilds of RavNica)
ラヴニカの献身(RNA:RavNica Allegiance)
灯争大戦(WAR:WAR of the spark)
基本セット2020(M20:Magic core set 2020)
エルドレインの王権(ELD:throne of ELDraine)

今後発売されるものは
テーロス還魂記(THB: THeros: Beyond death)
イコリア:巨獣の棲処(IKO: IKOria: lair of behemoths)
基本セット2021(M21:Magic core set 2021)
となります。

現行スタンダードにおけるキーワード能力

前置きが長くなりましたが、現スタンダード環境におけるキーワード能力は以下の通りです。

ラヴニカのギルド
 招集
 教導
 宿根(能力語)
 再活
 諜報(キーワード処理)
ラヴニカの献身
 附則 (能力語)
 死後
 暴動
 順応 (キーワード処理)
 絢爛
灯争大戦
 動員 (キーワード処理)
 増殖 (キーワード処理)
基本セット2020
 なし
エルドレインの王権
 一徹 (能力語)

基本セットについては名前の通り、初心者から上級者までわかりやすく幅広く使える内容をセットしたものになりますので、新たなキーワード能力が登場しないことがほとんどです。

この中には過去に登場したキーワード能力で、復活したものや全く新しく登場したキーワード能力どちらも存在しますが今はマジックを始める方向けのお話ですので上記全てにおいて解説していきます。

能力語

この中で能力語というものが存在しますが、能力語はキーワード能力とは異なりそれ自体にルール上の意味はなく、新メカニズムが導入されたことを明示する、同じメカニズムを持つカードの動きを分かりやすくする、といった役割のために作られたものです。
カード上でもキーワード能力と同じ箇所に記載があるので同じように説明致しますが、日本語版ですとキーワード能力は丸ゴシック・能力語は明朝体で記載されていますのでカード上でもキーワード能力ではないという表現になっています。

キーワード処理

他にキーワード能力ではないものにキーワード処理というものがあります。
キーワード能力はそれ自体が能力や効果を現す単語なのに対し、キーワード処理は特定の処理を他の言葉に置き換えて表現しているものになります。
諜報ならライブラリトップに置くか墓地に送るか選択する
順応なら+1/+1カウンターを載せる
といった具合です。

カードでは諜報○・順応○のようにキーワード処理の後に処理数が併記され、記載位置もキーワード能力と異なりますのでそこで判別可能かと思います。

今回は前回のようなわかりやすい動画はわりませんのでご了承ください。
できるだけわかりやすくかみ砕いた形でお伝えできればと思います。

招集

常在型能力になります。
招集はマナコストの代わりにクリーチャーをタップすることで、タップしたクリーチャーの色マナか無色マナとして使えるキーワード能力。
クリーチャーが横並び展開している時など便利な能力です。

教導

誘発型能力になります。
教導は教導を持っているクリーチャーが攻撃するたび、一緒に攻撃している教導を持ったクリーチャーよりパワーが低いクリーチャー一体に+1/+1カウンターを乗せる事ができる能力です。
2/2(教導)・1/1・1/1の3体で攻撃した場合、1/1のどちらか1体を強化できます。

宿根

能力語になります。
宿根は内容はカードにより様々ですが、共通して言えるのは墓地のクリーチャー数を参照するということです。
上記で紹介したアイゾーニの場合ですと、宿根は墓地にあるクリーチャーの数だけ1/1・昆虫トークンを戦場に出せるという能力になります。

再活

常在型能力になります。
再活は墓地に落ちてから、墓地にある再活を持つ呪文は手札から唱え時と同じマナコストを支払うのに加え、手札を1枚捨てることにより墓地より直接唱える事ができる能力です。
ただし、1度再活で唱えた呪文は追放されますので2度目はあっても3度目はありません。

諜報

キーワード処理になります。
諜報は併記されている数だけライブラリの上から見てそれをライブラリの上に戻すか墓地に送るか選択する事です。
次のドローに必要なカードであればライブラリの上に残し、今は不要だと判断したカードであれば墓地に送ることで次のドローの精度を上げることができます。
ただし、諜報後ドロー前にライブラリをシャッフルしなければいけない状況になればその限りではないことに注意。
(例:諜報1でライブラリの上にカードを残した後、対戦相手が暗殺者の戦利品を使って何かを破壊されたとき、基本土地を探して戦場にだすを選んでしまった場合、基本土地が戦場に出せる代わりにライブラリがシャッフルされるので諜報1で上に置いたカードは次のドローで引くことができません、)

附則

能力語になります。
附則はインスタントや瞬速を持つ呪文を、敢えて自分のメインフェイズで吐舞えることで追加の効果が得られる能力です。
メインフェイズ中であればソーサリータイミングでなくても附則は効果を発揮します。
ただし、附則を持つ呪文をコピーした場合はコピーされた呪文は唱えられていない(マナを支払っていない)ので附則の効果は得られないので注意。

死後

誘発型能力になります。
死後は数字を持つ誘発型能力で、死後を持つクリーチャーが破壊されるとその数字の分だけ1/1・スピリットトークンが戦場に出る能力です。
1/1の死後持ちが破壊されたらその場で1/1飛行のスピリットが出るので、1対1交換(カード1枚除去するためにカードを1枚消費する)にはならないというアドバンテージを得られます。

暴動

常在型能力になります。
暴動は暴動を持つクリーチャーが戦場に出る際に「+1/+1カウンターを1つ乗せる」もしくは「速攻を持つ」を選択し、それを持った状態で戦場に出る能力です。
対戦相手のライフをより早く削るか、強化してライフを削るもしくはブロックするという選択が可能ですので状況に応じて選択することでより優位に立てます。

順応

キーワード処理になります。
順応は併記された数字の分、+1/+1カウンターを順応したクリーチャーに乗せる事です。
指定されたコストを支払う事で順応2なら2個カウンターが乗ります。
順応持ちのクリーチャーはマナコストが低いことが多く、早い段階で戦場に出た後、順応コストを支払うことで中盤以降でも活躍できるサイズにできます。

絢爛

常在型能力になります。
絢爛は呪文に代替コストを与える能力です。
そのターンに対戦相手がライフを失えば、絢爛持ちの呪文は代替コスト(絢爛コスト)に入れ替わります。
呪文に対して条件達成をすると代替コストに入れ替える常在型能力であり、対戦相手にダメージを与えると誘発する誘発型能力ではない点に注意。
対戦相手がショックランドで2点支払っても絢爛コストに入れ替わるのは常在型能力だからです。

動員

キーワード処理になります。
動員はあなたが軍団・クリーチャーをコントロールしていないのなら、0/0のゾンビ・軍団トークンを戦場に出し、併記された数だけ+1/+1カウンターを乗せる事です。
併記された数はXで表現される事もあるので、その場合Xが何を参照した数なのかを確認する点に注意。
既に戦場に軍団が出ていた場合、2体目の軍団が出ることはなく今出ている軍団に+1/+1カウンターが追加される点にも注意。

増殖

キーワード処理になります。
増殖はパーマネントやプレイヤーのうち、カウンターを持つものを好きなだけ選び、その上に同種のカウンターを追加する事です。
(パーマネントとは戦場に出ているカードやトークンの総称です)
カウンターの種類は問わないのでプレインズウォーカーの忠誠度カウンターも対象となり、スタンダードではありませんがプレイヤーの毒カウンターも対象です。
全てが強制に対象となる訳ではない点に注意。
見落とす可能性があります。

一徹

能力語になります。
一徹はその呪文を唱える際に、指定された色の色マナを3つ以上支払う事で効果を発揮する能力の事です。
無色の一徹についてはいずれか同じ色マナを3つ支払う事で効果を発揮します。
トリプルシンボルを支払って能力を高めるので、単色デッキであればほぼ必達となります。


あとは番外編となりますが、キーワード能力に類するものではありませんが現スタンダード環境において出てくるキーワードがあるのでそちらもご紹介しておきます。

出来事

呪文タイプになります。
呪文タイプとはインスタントもしくはソーサリーが持ちうるサブタイプの事であり、クリーチャーのサブタイプとして存在するインスタント・ソーサリーが出来事となります。

出来事を持つクリーチャーの例

出来事は手札にある時のみ唱える事ができる呪文タイプで、一度クリーチャーとして戦場に出た後、出来事として唱えることはできません。
逆に出来事を唱えずに直接クリーチャーとして唱え、戦場に出すことは可能です。

機体

アーティファクト・タイプのひとつです。
非クリーチャーカードでありながら、パワー/タフネスが記載されており、キーワード能力「搭乗」を使う事でクリーチャー化することができます。
特徴としては、非クリーチャーの状態ではダメージを与えることが出来ないため、全体除去呪文の対象から外れるという点です。
もちろん、非クリーチャー状態でショックなどの呪文の対象に取ることもできません。
ただしアーティファクトなのでアーティファクト破壊呪文もしくは能力では対象に取ることが出来、破壊する事が可能です。
少数ながら現環境でも機体はありますので、使ってみるのもいいでしょう。

機体の例、カード枠も機体用デザインです。

今回も長々となりまして毎度ながら申し訳ありません。
ですが、前回と今回を読んで頂ければスタンダードで登場するキーワードについては漏れもあるかもしれませんから、全部とは言い切れませんがほぼ網羅したのではないかと思います。

カードを見ながら「何なんだろう?附則って?」と思ったときにはここを思い出してみてください。
きっと何か回答があるのではないかと思います。

キーワードにつきましては今回冒頭でお話しましたエキスパンション、新しいものが出るとまたキーワードも増えます。
そのときは追補という形で紹介しようと思います。

なお、アリーナではキーワード能力により自動的処理されるので対象を取る為の矢印が出てきます。
「これは何の矢印なんだろうか?」「どうして矢印が出てきたんだろう?」などの疑問も晴れてプレイできれば幸いです。

次回はテーブルトップでの話になりますが、少しルーリングから外れ閑話休題ということでサプライ品の話などできればと思います。

ではまた。

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