これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ(その11)

久々の初心者向け記事となります。
今回のテーマはその5と6でお話したカードの能力のお話の続きになります。

新エキスパンション「テーロス還魂記」が発売されたことにより新しいキーワード能力が追加(復活)となりました。
現スタンダード環境で使用される能力になりますので、前回のお話に追補させて頂く形になります。

基本的な能力(常磐木と言われます)の解説は以下の記事よりご覧ください。

これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ向けて、自分なりの経験を元に最初に何をすればいいのかわかりやすく解説してみました。

スタンダード環境におけるキーワード能力
(2020年1月版)GRN-THB

その前に能力とキーワード能力について少しおさらいしましょう。

能力とは

能力とはカードに記載されているルール文章によって発生するものや、プレイヤーがゲームに影響を及ぼすものを指します。

大きく分類すると
 常在型能力 カードが戦場にあるだけで効果を発揮するもの
 起動型能力 プレイヤーが意図的に能力の「起動」を行い効果を発揮するもの
 誘発型能力 カードに記載された条件が達成されたとき自動的に効果を発揮するもの
となります。

カードに記載されている能力の中でもキーワード能力と呼ばれるものをご紹介させてください。

キーワード能力とは

カードが持つ能力のうち、短いキーワードで表したメカニズムを指します。

スタンダードのキーワード能力のお話させて頂く前に、スタンダード環境についても少し触れておきましょう。
今回の内容としては

・スタンダード環境とは
・エキスパンションとは
・現行スタンダードにおけるキーワード能力

このような形で進めていきましょう。

スタンダード環境とは

現在マジックのスタンダード環境は
セットA
セットB
セットC
基本セット

を1年のサイクルとして、2年分のエキスパンションの集合体がスタンダード環境となります。

また、スタンダード落ちとも言われるローテーションが存在するのもスタンダード環境の特徴となっており、最小5エキスパンション~最大8エキスパンションの構成となります。

ローテーションが存在しない、パイオニアやモダン・レガシーなどは新しいエキスパンションが発売されるとカードプールが広がるのみでカットされることはありません。
(禁止制限についてはまた別のお話になるので今回の話では除外させてください)

今まで使えなくなるカードが存在するという特殊な環境になるので、新しいエキスパンションが登場するといままで猛威を奮っていたデッキが息を潜め、また新しいデッキが隆盛するという変化に富んだ環境でもあります。
ですが、そこがまたスタンダードの醍醐味でもあるのです。

今まで日の目を見なかったカードが新しい環境になることで脚光を浴びるなんてことはよくある話です、パックを剥いたけど出番のなかったカード達が輝く事もあるのがスタンダード環境です。

エキスパンションとは

ひとつのテーマやストーリーによってセットされたカード群、それがエキスパンションになります。
TCG業界的には第○弾とも言われる発売セットですね。

マジックでは2020年1月現在、以下のエキスパンションがスタンダード環境に該当します。

ラヴニカのギルド
ラヴニカの献身
灯争大戦
基本セット2020
エルドレインの王権
テーロス還魂記
(イコリア:巨獣の棲処)2020年4月24日発売予定
(基本セット2021)2020年夏発売予定

先に説明した1年のサイクルが2年分、この8エキスパンションが2020年度のスタンダード環境となります。
ただし、現在6エキスパンションの構成になりますので夏に向けて最大8エキスパンションまで拡大します。

ローテーションについて

2020年の秋、基本セット2021の後にはゼンディカーの夜明けというエキスパンションが秋に発売予定となっております。
その発売と同時に、現在のラヴニカのギルド・ラヴニカの献身・灯争大戦・基本セット2020はスタンダード環境から姿を消すことになります。

そしてエルドレインの王権以降のエキスパンションが新スタンダード環境となるのです。

では姿を消したカードはどうなるのか?
パイオニアやモダンといったローテーションが存在しない環境で継続して使えますので、その頃にはマジックに慣れ楽しんでいることかと思いますので使い慣れたあのカードや、気に入っているあのカードを携えてパイオニア環境に足を踏み入れてみるのもいいでしょう。

マジックにはそういった楽しみ方もあるのです。

余談にはなりますが、マジックのエキスパンションは略号で記載されることが多々あります。
全て把握しておく必要はありませんが、通販サイトなどでよく目にすることがあると思いますので、現環境について覚えておくと何かと便利です。

略号は英名を省略した3文字で表されます。

ラヴニカのギルド(GRN:Guilds of RavNica)
ラヴニカの献身(RNA:RavNica Allegiance)
灯争大戦(WAR:WAR of the spark)
基本セット2020(M20:Magic core set 2020)
エルドレインの王権(ELD:throne of ELDraine)
テーロス還魂記(THB: THeros: Beyond death)

今後発売されるものは
イコリア:巨獣の棲処(IKO: IKOria: lair of behemoths)
基本セット2021(M21:Magic core set 2021)
となります。

現行スタンダードにおけるキーワード能力

前置きが長くなりましたが、現スタンダード環境におけるキーワード能力は以下の通りです。

ラヴニカのギルド
 招集
 教導
 宿根(能力語)
 再活
 諜報(キーワード処理)
ラヴニカの献身
 附則 (能力語)
 死後
 暴動
 順応 (キーワード処理)
 絢爛
灯争大戦
 動員 (キーワード処理)
 増殖 (キーワード処理)
基本セット2020
 なし
エルドレインの王権
 一徹 (能力語)
テーロス還魂記
 脱出
 信心(ルール用語)
 星座(能力語)
 英雄譚(エンチャント・タイプ)

ラヴニカのギルドからエルドレインの王権のキーワード能力につきましては前回の記事をご覧になってください、前置きの部分が重複する形になりますがご了承ください。

これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ向けて、自分なりの経験を元に最初に何をすればいいのかわかりやすく解説してみました。

基本セットについては名前の通り、初心者から上級者までわかりやすく幅広く使える内容をセットしたものになりますので、新たなキーワード能力が登場しないことがほとんどです。

この中には過去に登場したキーワード能力で、復活したものや全く新しく登場したキーワード能力どちらも存在しますが今はマジックを始める方向けのお話ですので上記全てにおいて解説していきます。

能力語

この中で能力語というものが存在しますが、能力語はキーワード能力とは異なりそれ自体にルール上の意味はなく、新メカニズムが導入されたことを明示する、同じメカニズムを持つカードの動きを分かりやすくする、といった役割のために作られたものです。
カード上でもキーワード能力と同じ箇所に記載があるので同じように説明致しますが、日本語版ですとキーワード能力は丸ゴシック・能力語は明朝体で記載されていますのでカード上でもキーワード能力ではないという表現になっています。

キーワード処理

他にキーワード能力ではないものにキーワード処理というものがあります。
キーワード能力はそれ自体が能力や効果を現す単語なのに対し、キーワード処理は特定の処理を他の言葉に置き換えて表現しているものになります。
諜報ならライブラリトップに置くか墓地に送るか選択する
順応なら+1/+1カウンターを載せる
といった具合です。

カードでは諜報○・順応○のようにキーワード処理の後に処理数が併記され、記載位置もキーワード能力と異なりますのでそこで判別可能かと思います。

できるだけわかりやすくかみ砕いた形でお伝えできればと思います。
今回は新しく追加されたテーロス還魂記に登場するキーワード能力を解説していきます。

脱出

常在型能力になります。
脱出を持つカードが墓地にあるときに機能する能力です。
あなたは、あなたの墓地からこのカードを、これのマナ・コストを支払うのではなく脱出コストを支払うことで唱えてもよい。
のなるので、脱出コストとして指定された枚数を墓地から追放することによって戦場に戻せます。

気をつけなけれないけないのが、 唱えられるタイミングはカード・タイプによ従います。たとえば、インスタントや瞬速のようなカードタイプや能力がない限り、脱出でクリーチャーを唱えられるのはあなたのターンのメイン・フェイズで優先権を持ちスタックが空の間だけということになります。

信心

ルール用語になります。
特定の色に対して、パーマネントのマナ・コストに含まれるその色マナのナ・シンボルの数を数え、その合計が信心となります。

気をつけなければいけない部分として、混成マナはどちらの色としてもカウントできますが重複はしません。
赤緑の混成4マナクリーチャーが戦場に出ていたとして、赤緑の信心をカウントする場合は4となります、両方使えるからといって8にはなりません。

星座

能力語になります。
エンチャントがあなたのコントロール下で戦場に出ることで誘発する誘発型能力を表します。
そして何らかの効果によって、星座能力を持つパーマネントと他のエンチャントが同時に戦場に出た場合も能力が誘発します。

英雄譚

エンチャント・タイプのひとつになります、ターン毎に過去の重要な出来事に関する物語を紡いでゆくという特殊なタイプのエンチャントです。
英雄譚の文章欄には複数の章シンボルと区切られた文章欄があり、この章シンボルは誘発型能力を表すキーワード能力であり、章能力と呼ばれます。


いかがでしたでしょうか、これで現スタンダード環境におけるキーワード能力は大丈夫かと思います。

能力以外の事ではじめたばかりで、もしくはこれから始めようかなと思っている方は是非その1からご覧になってください。
きっと何かお役に立てる事があるかと思います。

これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ向けて、自分なりの経験を元に最初に何をすればいいのかわかりやすく解説してみました。

ではまた。

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