グランプリ フェニックス 結果

今回、先週と先々週に開催されたマジックフェスト。
各大会でプレイヤーズツアーが催されたのですが、それと平行してグランプリも開催されておりました、名古屋で参加された方も多かったのではないかと思います。

今回は各地域パイオニアフォーマットでの開催であり、今後のプレイヤーズツアーに絡むマジックフェストは3地域共通フォーマットで行われる可能性も高そうですね、見ている側としてもフォーマットが同じと言うことは傾向も見やすいということでもあります。

さて、今回のグランプリフェニックスはウェイツ選手の優勝で幕を閉じたわけですが、ここで各地域のグランプリを振り返ってみましょう。

全てを追うのは難しい話なのでTOP8に絞って見てみることにします。


まずは名古屋から。
グランプリ・名古屋2020#1 トップ8プレイヤーデッキリスト(パイオニア)

こちらは石附 拓也選手がイゼットウィザードにて優勝を飾りました。

TOP8には

・イゼットハサミ 4名
・イゼットウィザード 1名
・赤単ファイアーズ 1名
・セレズニアカンパニー 1名
・黒単アグロ 1名

となっており、イゼットハサミが優勢な大会だったのも記憶に新しいところ。
現状下の環境になればなるほどアーティファクトの存在が際立つフォーマット区分ではありますが、それを活かしたデッキが活躍したのも今大会だったのではないでしょうか。

赤単でありながらも創案の火を採用し、ミドルレンジコストを連打できる珍しいタイプも登場、各ターンインスタントタイミングを捨てて2回唱える新しい赤単スタイルの提唱でもあったのではないでしょうか。

セレズニアカラーで集合する中隊を用い、クリーチャー展開及びヘリオッドによるカウンター増殖、別の勝ち筋で歩行バリスタを擁する白単信心とはまた違う形のヘリスタコンボも登場していましたね。
スタンダードの頭だと今のセレズニアはオーラというイメージが非常に強いだけにパイオニアならではのクリーチャー、マナ加速展開による手早いクリーチャーデッキではなかったかと思います。


続いてはグランプリブリュッセル
チャンネルファイヤーボールではツイッターによりTOP8が画像紹介されております。

Carlos Moral選手のディミーアインバーターが優勝して閉幕しております。

TOP8には

・赤単アグロ 3名
・バントスピリット 2名
・ディミーアインバーター 1名
・5cニヴ 1名
・緑単エルドラージ 1名

となっており赤単アグロがとても優勢な中、ディミーアインバーターの強さを見せつけられた大会でもありました。

赤単はいずれも栄光をもたらすものが不採用の4マナ域までのアグロ型というのも興味深い結果でした、昨今パイオニアの赤単では栄光をもたらすものを採用するミッドレンジ型が多く見られる中、初志貫徹で速さ重視とボーマットの急使を巧みに利用し手札補充を欠かさず行える以前のスタンダードを彷彿させるスタイルでありました。

1名ながら緑単も進出しているところはモダンの緑単トロンを彷彿とさせるような内容、世界を壊すものやウラモグ、ウギンを採用し緑以上の圧倒的なパワーで押し切るデッキ。
エルドラージの誘発能力は正直味わいたくないものです、ある意味真実を覆す者とは異なるエルドラージの活躍でしたね。
(むしろこのエルドラージの方が本来のエルドラージとしての活躍をしていたのかも)


そして最後に今回のグランプリフェニックス
Top 8 Decklists of Grand Prix Phoenix

Ben Weitz選手の赤単エルドラージが優勝を飾り、今グランプリ3地域が全て出揃う事となりました。

TOP8には

・ディミーアインバーター 5名
・バントスピリット 2名
・赤単エルドラージ 1名

となっており、開催前週に行われたプレイヤーズツアーの結果が反映された大会だったのかなという印象が強い大会でした。
ただその中でも勝ち上がって頂点に立ったのが赤単エルドラージというのは興味深い結果でした。

4 Bonecrusher Giant/Stomp
3 Eldrazi Obligator
3 Kari Zev, Skyship Raider
4 Monastery Swiftspear
4 Rampaging Ferocidon
4 Soul-Scar Mage
4 Torbran, Thane of Red Fell
1 Zurgo Bellstriker
4 Lightning Strike
1 Satyr's Cunning
4 Wild Slash
4 Battlefield Forge
12 Mountain
4 Mutavault
4 Ramunap Ruins

Sideboard
2 Chandra's Defeat
4 Damping Sphere
2 Fry
2 Mizzium Mortars
4 Thought-Knot Seer
1 Tormod's Crypt

変わり谷、ラムナプの遺跡、戦場の鍛冶場を採用した24枚ランドに、速攻持ちのエルドラージの寸借者で相手クリーチャーを我が物にし、一気に攻め込むスタイル。選択しているエルドラージが赤単ならではです。
サイドボードには難題の予見者の姿も。

メインからフェロキドンが採用されている所にも注目ですね。
威迫持ちでライフゲイン抑止をする強いクリーチャーではあるのですが、自クリーチャー展開でもダメージを受けてしまうので出しどころが肝心なのかもしれません。
スペルに1枚だけサテュロスの悪知恵があるのも面白いです。
最後押し切る時に使えるように仕込んであるのでしょうか。
鐘突きのズルゴも採用されており、疾駆コストで唱えることでブロックできない代わりにソーサリーで除去されにくい特性もあるので面白い取り合わせです。

ブロックさせずにダメージを通しきるスタイルというのもひとつの赤単への提唱だったのかもしれません。


プレイヤーズツアーが3強デッキとも呼べる「ディミーアインバーター」「バントスピリット」「スゥルタイヒーロー」に対し、グランプリではそれ以前に注目を浴びていた単色デッキやイゼットハサミなどが活躍している辺りが対象的でした。

ただ、言えるのが単色デッキでも何かしらオリジナリティを加えたスタイルの方が意外性も含め最後の方まで勝ち上がってきたのではないかなという側面も見られました。

今回のグランプリでは全てプレイヤーズツアー開催だった為、トッププロと呼ばれる方々が不参加の状況下、オープンイベントのグランプリの結果は非常に興味深い結果になるであろうと予測していたのですが、実にその通りでした。

トッププロの方々は一般参加プレイヤーと比べ、マジックにかける時間や練習量もそうですが傾向分析や対策などにかけている時間が大きく違うと思います。
我々一般プレイヤーが凌ぎを削るグランプリでトッププロ不在の大会となると、やはり練習し使い慣れたデッキを持ち寄ることになるのでその結果が多様性を生んでいるのかなとも思いました。
フェニックスに関しては1週間の時間があった為か、ディミーアインバーター採用率も高かった結果が出たのかなと思います。


次回の国内マジックフェストは5月の北九州。
フォーマットはスタンダードと決定されたようです、イコリア発売直後のグランプリなのでこれまた混戦が予想されます。

発売後1週間でどれだけイコリア環境により強化されるのか、逆にテーロス環境までの盤石なデッキが勝負を決めるのか興味深いところです。

そしてまた、次回のマジックフェストもプレイヤーズツアーとグランプリの同時開催となります。
そして北九州より1週間先行してヨーロッパ地区のコペンハーゲンが開催され、北九州より1日早くアメリカ地区のシャーロットが開催されるという今回とは逆にアジア太平洋地区が最終開催となる辺りも見物です。

コペンハーゲンでの内容が色濃く反映される予想がされるので、イコリアのスポイラーは今まで以上に目が離せなくなりそうです。

練習量が全てではないとは思いますが、やはりより自身で回した経験のあるデッキの方がいいのかなと個人的には思います。
もう5月が楽しみですね。

ではまた。

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