これからマジック:ザ・ギャザリングを始めようという方へ(その18)

今回は、現在開催されているアリーナ上のイベント「未知の道」より少し研究的な事をしてみましょう。

イベント 未知の道とは

このイベント、構築済みデッキを使用して対戦する初心者向け無料イベントになります、残念ながらこの記事公開後まもなく終了してしまうのが惜しまれるところ。
勝利報酬は1勝するとレアカード1枚貰えます。

今回は青黒のクローン・ガーリーと赤単のビッグレッドからの選択。
ビッグレッドを選択して挑戦してみましょう。

デッキリスト

ビッグレッド

4 遁走する蒸気族
4 溶岩コイル
4 砕骨の巨人
4 嵐の怒り
4 アイレンクラッグの妙技
2 青銅血のパーフォロス
2 アゴナスの雄牛
4 炎の騎兵
3 目覚めた猛火、チャンドラ
4 炎の大口、ドラクセス
4 ドワーフの鉱山
19 山
2 謎めいた洞窟

フィニッシャーとしてドラクセス、炎の騎兵、アゴナスの雄牛を擁するストンピィデッキ、赤単でもアグロではないので出足は遅いですが高マナクリーチャーで押し切るデッキです。

土地は山が19枚、ドワーフの鉱山が4枚、謎めいた洞窟が2枚。
ドワーフの鉱山は山が既に3枚出ている状態でないとタップインとなります。
山が3枚以上あればアンタップイン、その上1/1ドワーフトークンが1体オマケで出ます。
謎めいた洞窟は無色マナを出す、もしくは土地が5枚以上戦場にあれば1マナタップで1ドローできる土地です。
中盤以降マナが余るようであれば対戦相手ターンの終了ステップ前に謎めいた洞窟を使って1ドローしましょう。

序盤は遁走する蒸気族を出し、砕骨の巨人や溶岩コイルで相手クリーチャーを焼き払い、マナ加速の準備をしつつ最終的にドラクセスへ繋げます。

嵐の怒りは全体4点なので、盤面一掃されますが自軍クリーチャーも4点喰らいますので唱える局面だけ注意しましょう。
タフネス5以上あれば嵐の一掃だけでは落ちません。

できればドラクセス着地前にパーフォロスが戦場に出ていればそれ以降戦場に出たクリーチャーは速攻を得ますので優位に運ぶでしょう。

そして炎の騎兵は、戦場に出た際に不要手札を捨てその枚数分ドローできる能力がありますので有効に利用して手札効率を上げましょう。

アゴナスの雄牛も戦場に出たときに炎の騎兵と似て否なる能力があります、手札を全て捨てて3枚ドロー、つまり最後の手札としてアゴナスの雄牛を戦場に出せば捨てるカードはありませんので単純に3枚ドローとなります。

この辺りを駆使して勝利を目指しましょう。

クローン・ガーリー

3 死者の紙のお告げ
2 真夜中の騎士団
4 ヤロクの沼潜み
4 可能性の揺らぎ
2 壮大な破滅
3 残忍な騎士
2 ロークスワインの元首、アヤーラ
4 模写
2 万神殿の祭壇
2 灯の分身
3 悪夢の番人
4 アスフォデルの灰色商人
2 島
1 ロークスワイン城
10 沼
4 欺瞞の神殿
4 湿った墓
4 寓話の小道

このイベントではミラーマッチは発生せず、対戦相手は必ずこのクローン・ガーリーとなります。

ですので対戦相手のデッキ内容がわかっているのであれば、対戦相手がどんな動きをしてくるのか研究して対策してみましょう。

基本的な動きとしては序盤はヤロクの沼潜みで対戦相手(つまりこちら側ですね)のハンデス(手札破壊)をしながらロークスワインの元首、アヤーラを早々に着地させ、自軍クリーチャーが戦場に出る度に1点ドレインを行いライフレースに優位をつけてきます。

フィニッシャークラスとして悪夢の番人とアスフォデルの灰色商人がいます。
悪夢の番人はトークンではない自軍クリーチャーが死亡すると、そのクリーチャーを墓地から追放する代わりに1/1にはなりますが追放したクリーチャーと同じ能力を持ったトークンを戦場に出します。
アスフォデルの灰色商人は戦場に出た際、信心分ドレインをするという能力を持ちます。

除去として残忍な騎士、壮大な破滅があり、こちらのドラクセスを一発除去可能な手段も持ち合わせているようです。

そして死者の神のお告げや真夜中の騎士団といったクリーチャーを墓地から手札に戻す手段も持っています。

可能性の揺らぎでライブラリトップ4枚から好きなカードを手札に加える手段や、模写・灯の分身で戦場にいるクリーチャーをコピーしたトークンを出すといった手段もあり、最終的にはこの方法でフィニッシャーを増やし勝利してくると思った方がいいでしょう。

どうやって戦うか

まずは自分のデッキの除去を確認しましょう。

・砕骨の巨人
 踏みつけによる2点ダメージ、対応できるのは「ヤロクの沼潜み」「真夜中の騎士団」「悪夢の番人によるトークン」

・溶岩コイル
 タフネス4まで対応できるので灯の分身でコピーされたアスフォデルの灰色商人と悪夢の番人以外は対処可能。

・嵐の一掃
 こちらも全体4点なので溶岩コイルと同条件。

溶岩コイルは対象クリーチャーを追放するという特徴がありますので、最終的に最も驚異となる可能性のあるクリーチャーがアスフォデルの灰色商人になると思いますので、アスフォデルの灰色商人に対しては溶岩コイルを使い、再び戦場に戻りドレインさせない方向にしましょう。
もちろん対戦相手がクリーチャーを横並びさせてきた場合は、こちらも嵐の一掃を用いて盤面一掃した方が有効かもしれません。
(ただし自分の手札にクリーチャーがいない状況だと相手が有利になる可能性もあるので注意しましょう)
どんな時に嵐の一掃が有効か?
それは盤面が一掃され、できれば盤面一掃したターンで再度クリーチャーを展開できる状況、もしくはドラクセスなどの4点火力を受けてもクリーチャーが戦場に残れる状況(相手は一掃されても自分はクリーチャーが残る)状況で使うのが一番効果的です。

さて、次に序盤をはじめヤロクの沼潜みによるハンデス対策ですが、何を捨てるのが有効かという部分ですが、序盤であれば間違いなく一番重たいマナコストのカード、できれば4枚入っているカードが捨てる対象となるでしょう。
嵐の一掃も2枚あれば1枚は捨てる対象としてもいいと思います。
逆に溶岩コイルや砕骨の巨人は2枚あっても捨てない方がいいと思います。

できるだけ、砕骨の巨人はヤロクの沼潜みを踏みつけで除去して次のターンで砕骨の巨人を出し、時には攻撃・時にはブロッカーとしての役目を与えてあげましょう。

対戦相手にカウンターはありませんので、遠慮無くクリーチャーは出すべきでしょう。
残忍な騎士や壮大な破滅で除去される可能性はありますが、できるだけ使わせることで中盤以降安定してフィニッシャーを戦場に出せる状況を作るというのも戦法のひとつとなります。
しかも残忍な騎士は破壊されるとライブラリの一番下に戻りますから真夜中の騎士団の運命の修正でも手札には戻せません。

一番避けたい状況としては複数のクリーチャーが並んでいる状況でアスフォデルの灰色商人が戦場に出てくるという状況です。
アスフォデルの灰色商人は戦場に出た際に信心(黒マナシンボル)分ライフドレインを行います。
例えば、残忍な騎士・ヤロクの沼潜み・死者の神のお告げ・ロークスワインの元首、アヤーラが戦場にある状況で対戦相手がアスフォデルの灰色商人を戦場に出すとなんとそれだけで10点ドレイン、更にアヤーラの能力で更に1点ドレインしていきます。
採用されているクリーチャーが全て黒ダブルシンボル以上なので、アスフォデルの灰色商人が2体目だとしても最低4点はドレインされる計算になります。
いくらこちらが優位な盤面展開だったとしてもアスフォデルの灰色商人1体で状況をひっくり返されるということは想定しましょう。
(それが対戦相手の最高のフィニッシュ手段でもあるのです)

そんなことを念頭に置きながらいざ対戦!

初手がドワーフの鉱山・山・山・溶岩コイル・遁走する蒸気族・砕骨の巨人・炎の大口、ドラクセス

土地もあり、除去もあり、序盤展開も可能。
文句なしにキープでいいでしょう。

土地が全てドワーフの鉱山など、山が最低2枚ある状況でキープしましょう。
山2枚なければ何も動けないのでマリガンで。
逆に山2枚あっても他が嵐の一掃やドラクセス、炎の騎兵しかないような状況もマリガンで。
あくまでも序盤から動ける遁走する蒸気族や砕骨の巨人があるか、もしくは動けなくとも対処できる溶岩コイルがあるかは初手の大事な要素になります。

そういった意味でもこの初手はいいハンドなのではないでしょうか。

途中の試合運びは割愛しますが、ドラクセス着地後、嵐の一掃をお見舞いし次のターンで対戦相手が出してきた真夜中の騎士団を踏みつけで除去。
その後ターンが戻って来てドラクセスで攻撃後に遁走する蒸気族と砕骨の巨人を出した状況です。

こちらのライフが5点しかないのに対して対戦相手はドラクセス攻撃後10点残るということは、その前にアスフォデルの灰色商人でごっそりライフドレインされたということです。

この状況であれば、例えドラクセスが除去されても次のドラクセスが控えており最低でも8点のクロックにはなります。
クリーチャーが出てきても速攻持ちは相手にはないのでこのターンでライフを失う可能性はアスフォデルの灰色商人による2点ドレインのみと考えればほぼ勝利なのではないでしょうか。

そして無事勝利!さて報酬のレアカードが・・・ジェム・・・。
既に所持しているレアカードがランダム報酬と合致してしまったようです、残念。

終わりに

今回のイベント利用した対戦分析、いかがだったでしょうか。
相手のデッキが公開されているのでこういったどのような動きをしてくるか予め予想して対戦に臨めるという状況は極めて稀なケースです。

このような構築済みイベントでそのような練習をしながらというのも面白いかと思いますし、対戦相手がどのように動いてくるか予測ができます。

普段の対戦では相手の動きというのは予測しづらいのですが、数を重ねていくうちそして自分が使っている以外の(有名どころだけでもいいですので)デッキの研究というのは勝利に向けての大きな一歩になるのではないかと思います。

対戦相手の動きがある程度想定できる状況とできない状況では、こちら側の心理状況も大きく変わると思いますのでこのような研究じみた楽しみ方もありだと思いますよ。

ではまた。

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