新メカニズム「変容」について

既に公式にて発表されている事項となりますが、次のイコリア:巨獣の棲処では「変容」というメカニズムが搭載されます。

「変容」は、クリーチャーを新しい方法で組み合わせてより強力な怪物を作り上げる、新たなキーワード能力です。もちろん、楽しく刺激的ですよ。

『イコリア:巨獣の棲処』のメカニズム

公式でもこのように楽しく刺激的と謳ってるのですからそれは刺激的でしょう。
でもよく理解しないとなんだかよくわからないというのもこの変容。

ちょっと自分なりに纏めてみました。

変容とは?

名前の通り戦場にいるクリーチャーを変容させる能力となります。
そしてその変容はクリーチャー呪文に搭載される形となっています。

呪文の詠唱方法は?

詠唱方法は2種類。
・クリーチャーとして詠唱
・変容として詠唱
この2タイプのいずれかを選択する形になります。

カードの性質上、エルドレインの王権で登場した出来事のようなカードとは異なりますので、変容で唱えた後にクリーチャーとして詠唱という事はできません。

クリーチャーとして詠唱

雲貫きを例にしてみましょう。
いつもと同じ様に右上にある(4)(赤)の5マナを消費してクリーチャーとして戦場に出せます。

クリーチャーの能力としては5/4 到達持ちということになりますね。

変容として詠唱

今度はカードテキストの背景が濃い部分、変容(3)(赤)を参照してください。
4マナにて変容のして詠唱ができます。

その呪文は対象を取るようになります。対象を具体的に言うと、「あなたがオーナーであり人間でないクリーチャー1体」が戦場に出ている必要があるのです。

つまり、対象にするものが裏切りの工作員などで相手からぶんどってきたクリーチャーを対象にする事はできないという事です。
あくまでも自分が戦場に出した人間以外のクリーチャーということになります。

戦場に自分の「苔毛のゴリアク」が出ていたとして、雲貫きを変容で詠唱したとしましょう。
そうすると2通りの着地が可能です。

ゴリアクの上に雲貫きを置くか、ゴリアクの下に雲貫きを置くかということです。

上に出した場合

解決後、変容の効果を得て
赤のクリーチャー 恐竜 の 5/4 到達・警戒、変容したら1ドロー

という能力のクリーチャーに変身(変容)します。

下に出した場合

解決後、変容の効果を得て
緑のクリーチャー ビースト の2/4 到達・警戒、変容したら1ドロー

という能力のクリーチャーに変身(変容)します。

つまり、能力は引き継がれますがクリーチャータイプ及びスタッツ(パワー/タフネス)、及び属性は一番上にあるものが有効ということです。

上の画像で例えるなら、対戦相手がプロテクション(赤)を持っているのであれば、左の状態では攻撃の対象にとれなくなりますが右の状態ならOKということです。

更に加えるのであれば、部族シナジーなどがデッキにあればそこも考慮する必要があるでしょう。

どのクリーチャーを一番上にするのかは先の展開を見据えて決定されることをお勧めします。

裏返すと、対戦相手が変容を唱えて一番上に最大のパワー/タフネスを持ってこなかった場合、その色もしくは部族辺りで何かしらのメリットを持っていると考えて警戒した方がいいでしょう。

打ち消された場合は?

これに関してはクリーチャーとして詠唱し、カウンター(打ち消し)された場合でも変容として詠唱しカウンターされた場合、いずれもそのカードは墓地に送られることとなります。

対象がなくなっちゃった場合は?

今度は変容として唱えた時に、対象にした「苔毛のゴリアク」が対戦相手により除去されてしまった場合はどうなるのか?という事です。

変容は本来、自分が戦場に出した人間以外のクリーチャーを対象に取って詠唱しています。ですが、スタックで対戦相手がそのクリーチャーを墓地に送ってしまった!

所謂立ち消え「対象をとっている呪文や能力は、解決時に全ての対象が不適正になっていた場合、その呪文や能力は解決されない」という状態になった時になります。
(英語「fizzle」の読みから「フィズる」と表現される方もいらっしゃいます)

その場合は、変容として解決しないためそのまま雲貫きのクリーチャーとして戦場に出ることになります。

墓地に行かないの?と思われるかもしれませんが、エンチャントと同様に考えて貰うと解りやすいでしょう。
例えば、自分が「払拭の光」で対戦相手の「ケイヤの誓い」を追放しようとしましょう、その時対戦相手が「時を解す者、テフェリー」の-3能力で「ケイヤの誓い」を手札に戻したとします。
その時、対象を失った「払拭の光」は墓地に行かず、何も追放する事なく戦場に出ます。それと同様と考えれば理解が早いかと思います。

上下の入れ替えは自由なの?

入替えという概念は存在しません、一度上に置いたら上、下に置いたら下となります。
後で上下をチェンジ!ということはできないようですので、選択は慎重に。

ただし、変容を複数重ねる事は可能です。
3枚目、4枚目と。

ただ、その際も一番上か一番下かの選択であり、真ん中に入れるとかそういったことはできません。

一番上のクリーチャーが除去された場合はどうなるの?

では一番上が「雲貫き」で変容したクリーチャーがいたとしましょう。
(解りやすくこの場合も上が「雲貫き」下が「苔毛のゴリアク」ということで)

対戦相手が「残忍な騎士」の「迅速な終わり」で雲貫きを除去したとしましょう。

当然「雲貫き」は墓地へ行きますよね。「苔毛のゴリアク」はどうなるでしょう?
これも墓地に行きます。

変容は独立したパーマネント(クリーチャー)ではなく、変容したクリーチャーの一部になるというところにあります。

これが「迅速な終わり」ではなく「溶岩コイル」で除去された場合は、「雲貫き」「苔毛のゴリアク」共に追放領域へ行くことになります。

変容は感覚的にはエンチャントのオーラに近い感覚なのですが、クリーチャーとオーラ(エンチャント)はあくまで別パーマネントなので、クリーチャーが追放除去をされてもオーラは墓地へ行くのですが、変容の場合は同一パーマネント扱いなのでまとめて追放となってしまいます。

変容によってクリーチャーが多彩に強化できる反面、除去された場合は複数のカードを同時に失うことにもなるので、変容については慎重な選択が必要かもしれません。


メリットだけでなくデメリットも持ち合わせる変容、ただしデメリットばかりではありません。

当然ながら「このクリーチャーが変容するたび、~」という変容による誘発能力によるメリットも存在するので一概に敬遠するメカニズムではないと思いますし、イコリアでは変容によるアドバンテージが取れるシステムとなっていると思いますので、是非使ってみてください。


最後に「変容」のメカニズムについてお話しました。
ただし、公式ページを読んでの私の解釈の部分になるので誤っている部分があるかもしれません。
(公認ジャッジの資格があるわけでもありませんので)

その旨をご了承頂ければと思います。
わかりにくいメカニズムではありますが、少しでも疑問符が取れる部分があれば幸いです。
近いうちに「相棒」もわかりにくいので解説できればと。

ではまた。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする