新メカニズム「相棒」について

先日、イコリアにて実装される新メカニズム「変容」について解説させていただきましたが、今回はもうひとつの新メカニズム「相棒」になります。

「変容」についてよく解らない方は一度お読みいただいてご理解頂ければ幸いです。

既に公式にて発表されている事項となりますが、次のイコリア:巨獣の棲処では「変容」というメカニズムが搭載されます。 「変容」は...

相棒とは?

イコリアには10体の「相棒」という能力を持つ伝説のクリーチャーが存在します。
執筆時点ではまだ6体した登場していませんが、開始時のデッキ条件を満たすことでサイドボードに忍ばせることができ、ゲーム中に1度だけ「相棒」をサイドボードより詠唱可能になります。

現在公開されている相棒は以下の6体

デッキ構築方法(条件)は?

相棒によって異なります。
相棒毎の構築制限は後ほどご紹介するとして、構築デッキにおける構成を先にご説明しましょう。

通常構築デッキ
メインボード 60枚
サイドボード 15枚

相棒構築デッキ
メインボード 60枚
サイドボード 15枚(うち1枚相棒)

ということになります、つまり構築戦においてはサイドボードの1枠を相棒に使う形になりますので総計75枚に変化はありません。
(相棒を採用するからといってサイドボードが16枚になるということではありません)

サイドボードのないメインだけの構成デッキの場合は、メイン60枚+相棒1枚という形になり、トークンと同じ様にデッキケースに入れておきましょう。

統率者戦の場合も同様で、メイン100枚+相棒1枚という形になります。

相棒による構築制限

ここから各相棒により構築の制限を見ていきましょう。

深海の破滅、ジャイルーダ

ジャイルーダを相棒として採用する際は、メインデッキの点数でみたマナコストが偶数のカードのみ入っていることとなります。

つまり1マナ・3マナ・5マナ・・・といった奇数のマナコストのカードをメインデッキに入れることが出来ないと言うことです。

巨智、ケルーガ

ケルーガを相棒として採用する際は、点数で見たマナコストが3以上と土地のみが入っていることとなります。

つまり、1マナ2マナをメインデッキに入れることが出来ないと言うことです。

夢の巣のルールス

ルールスを相棒として採用する際は、点数で見たマナコストが2以下であることが条件となります。

つまり、1マナ2マナで全てを構成されたメインデッキでのみルールスを相棒として起用ができるという事になります。

呪文追い、ルーツリー

このカードは実装当初より統率者戦、ブロール戦において禁止カードとなる予定です

ルーツリーを相棒として採用する際は、メインデッキに土地以外のカードがそれぞれ異なる名前を持っている事が条件となります。

つまり、土地以外はメインデッキには各1枚しか入れることができないと言うことになります。

獲物貫き、オポシュ

オポシュを相棒として採用する際は、メインデッキの点数でみたマナコストが奇数カードのみ入っていることとなります。

つまり2マナ・4マナ・6マナ・・・といった偶数のマナコストのカードをメインデッキに入れることが出来ないと言うことです。

集めるもの、ウモーリ

ウモーリを相棒として採用する際は、メインデッキにおいて土地以外のカードが全て共通であることが条件となります。

通常のマジックのルールで用いるカードタイプは、土地、クリーチャー、エンチャント、アーティファクト、インスタント、ソーサリー、部族、プレインズウォーカーの8種類。

土地は今回この中に含まれませんが、
・全部のカードが土地
・土地以外全てクリーチャー
・土地以外全てエンチャント
・土地以外全てアーティファクト
・土地以外全てインスタント
・土地以外全てソーサリー
・土地以外全て同じ部族(つまりクリーチャーということにはなります)
・土地以外全てプレインズウォーカー

という選択肢しかありませんので、構築幅としては一番制限がきつい相棒かもしれません。


残り4体の相棒採用条件がどのようなものかは解りかねますが、これ以上に制限のかかった相棒が登場するかもしれません。

相棒のデッキ構築ルールが適用されるのは開始時のデッキ、つまり各ゲームでプレイを始めるときのデッキだけになります。
サイドボードに入っているカードは考慮されないので、サイドボードまでデッキ構築ルールに従う必要はありません。
相棒がサイドボードに存在しても、サイドボードでは構築ルールの適用外となります。
また相棒としてではなくクリーチャーとして採用したい場合、デッキ構築ルールを無視して相棒を持つクリーチャーをメインデッキに入れることも可能です。

相棒の能力を持つカードは相棒として採用しなくても大丈夫と言うことです。

例えばルーツリーを使いたいんだけど、各1枚ずつは無理という場合はルーツリーを最初からメインデッキに投入すれば問題解決です。
極端な話メインデッキにルーツリーを4枚入れることも可能なのです。

その代わりサイドボードから詠唱することはできなくなります。

どのように詠唱するの?

サイドボードより直接詠唱できるので、ゲーム中に1度だけ詠唱が可能です。
相棒はクリーチャーなのでクリーチャーの詠唱可能な、メインフェイズにのみ詠唱ができます。
(ただし、ルーツリーは瞬速を持っていますのでその限りではありませんが)

打ち消されたり除去されたりした場合はどうなるの?

通常のルールが適用されます、統率者戦の統率者が統率者領域に戻るようにサイドボードに戻るという事はありません。

打ち消された場合

墓地へ直行します。

除去された場合

破壊されれば墓地へ、追放除去であれば追放領域へ行きます。


ゲーム中に1度というのは上記の通り、一度サイドボードから詠唱されれば戦場もしくは墓地、追放領域へ行くのでゲーム中に2度目のサイドボードからの詠唱はあり得ません。

ここでポイントなのは、黒でよく見られるリアニメイト(墓地から戦場に戻す)で墓地から戦場に戻る分には何ら問題なく解決されます。

サイドボーディングはどうなるの?

ゲーム終了後、相棒はサイドボードへ戻ります。
そして通常通りサイドボーディングしましょう。

その時に
メインデッキへ条件を満たさないカードを入れると相棒はサイドボードより詠唱できなくなります。

何故なら、相棒のデッキ構築ルールが適用されるのは、あなたの開始時のデッキ、つまり各ゲームでプレイを始めるときのデッキになります。

BO3(2本先取)制の場合、結果が勝ち・負け・勝ちの3戦の勝負これを1マッチと呼びます。
1ゲーム目:勝ち 2ゲーム目:負け 3ゲーム目:勝ち マッチに勝利
ということになります。つまり

サイドボード後は相棒のデッキ構築ルールがサイド適用される

ということなのです、ご注意ください。

先程お話したように、条件に合わないカードをサイドボードから入れたい場合は、
・相棒としてサイドボードから詠唱することを諦める
・相棒もメインボードに入れてしまう
・条件に合わないカードをサイドからメインに入れるのを諦める
この3択になるでしょう。

注意点

点数で見たマナコスト

これについては思い込みなどがあると思いますので再度こちらで掲載しますので確認しておきましょう。

マナコストに(X)が含まれる場合

スタック以外の領域(戦場や墓地など)ではX=0として扱われます。スタック上にある場合、それを唱える際に決定した値が代入されます。

つまり今回の場合だとX=0となります。

分割カードの場合

分割カードがスタック上にある場合、色や点数で見たマナコストは唱えている側の特性のみが参照されます。
分割カードがスタック以外の領域にある場合、カードタイプや色、点数で見たマナコストは両方の合計として扱います。

つまり今回の場合だと両方の合計となります。

混成マナシンボルの場合

マナコストに混成マナシンボルを含むオブジェクトの点数で見たマナコストは、各混成マナシンボルのもっとも大きい値を取って計算されます。

つまり今回の場合だとどちらか1色出した状態となります。
(混成マナを2として計算する必要はありません)

当事者カード(出来事持ち)の場合

それを出来事として唱える際か、出来事として唱えてスタックに置かない限り、当事者カードはクリーチャーカードとしての特性しか持ちません。

つまり今回の場合だとクリーチャーのマナコストとなります。

ゲーム中にサイドボードよりカードを手札に入れる行為

「願いのフェイ」の「成就」や「大いなる創造者、カーン」の起動能力などによる、サイドボードより手札にカードを引き込む場合、相棒のデッキ構築ルールに合わないカードだったとしても問題はありません。

なぜなら

相棒のデッキ構築ルールが適用されるのは、あなたのゲーム開始時のデッキだからです。

それ以降は手札に条件に合わないカードが入ったとしても大丈夫なのです。

デッキ構築ルールはどうやって確認するの?

相棒のデッキ構築ルールが遵守されているかどうかの確認は、対戦中に対戦相手が気付く以外に方法がないかと思われます。

競技レベルのトーナメント(大会)ならデッキリスト提出が必須となるのですが、カジュアルプレイや一般レベルのトーナメント(大会)ではその必要がありません。

かといって対戦前に
「今回、相棒が入っています。デッキチェックお願いします」
なんていう行為はゲーム開始前に対戦相手に手の内をバラしてしまうだけの行為。

ですので、相棒デッキ所有者も「相棒入り」などという必要もなく普通にゲームを開始すればいいと思います。

ただ、対戦相手が相棒をサイドボードより詠唱してきた場合、スタックに乗る前に盤面にあるパーマネントや墓地・追放領域にあるカードが条件を満たしているか確認すべきでしょう。

さらにその後、条件に合わないカードを詠唱してきたのであればその詠唱は無効にすべきですし、相棒がサイドボードより詠唱される前に条件に合わないカードを詠唱していたのであれば、相棒の詠唱を無効にすべきでしょう。

カジュアルプレイならお互いの確認になりますし、トーナメント(大会)であればジャッジに対処要請致しましょう。


以上が新メカニズム「相棒」についてざっと解説させていただきました。
私自身、公式ページから読んだ情報を自分なりに解釈しての解説であり、公認ジャッジ資格も持っていないので誤っている部分もあるかもしれません。

その点だけはご了承いただければと思います。

今回も長くなってしまいましたのでこの辺で。
ではまた。

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