
まぁ予想通りと言われればそうですし、なるべくしてなったといえばそうですし。
今回はヒストリックのみとなります。
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2020年8月24日 禁止制限告知
ヒストリック

禁止
死者の原野
《死者の原野》はヒストリックの歴史上の大部分で強力であり続けてきました。全体的な勝率がトップになることは稀でしたが、そのデッキ相性は激しく極端なものです。特に、これが遅いデッキに対して高い勝率を持っていることは、このフォーマットを全体的にアグロ戦略寄りにしています。この影響は《死者の原野》デッキが多くなるとともに増大してゆき、そしてここ最近のセットではこのデッキに《耕作》や《探検》、そして直近では《約束の刻》などの強力なカードが追加されました。その結果《死者の原野》デッキの使用率と勝率は着実に上昇しており、現在では最もプレイされているBO1デッキのひとつであり、群を抜いて最も普及しているBO3のデッキです。
我々はこのデッキの発展を注視し、この傾向が変わる可能性は低いと感じました。また我々は《死者の原野》がすぐにこのフォーマットの一部として健全なものになるとも感じなかったので、一時停止は間違ったアプローチです。ヒストリックのメタにより大きな多様性をもたらすために、《死者の原野》は禁止となります。
2020年8月24日 禁止制限告知
とまぁ、このようなコメントではありましたが。
以下毎度ながらの私見です。
禁止そのものに対して反対はしませんし、妥当な措置でしょうという部分だと思います。
ただ毎度思う部分がありまして、ここ一年というかエルドレイン以降の禁止制限告知は必ず
トップメタを潰しにかかる
と言う事実が残ってしまっているんです、つまりどういうことかと問われるなら
「このカードやばくない?でもとりあえずは影響出てないから様子見しよ」
この繰り返しで結局のところそのカードを使うアーキタイプがトップメタに踊り出て、そのカードを禁止。
挙げ句の果てには新弾からのカードが相当悪影響になったのにも関わらず「出たばかりのカードだから」と思われる理由で、その周りのカードが禁止とされまたその抜け道を見つけて復権する。
そんな繰り返しこの1年見ているような気がします。
今回の死者の原野も以前スタンダードで禁止した折にヒストリックでも禁止すべきだった、もしくはアモンケットリマスター実装時に一時停止すべきだったのではないかと思います。
ヒストリックには一時停止という措置があるにも関わらず全く有効活用されていない・・・多分殆どの方は一時停止はもう禁止と思われているのではないでしょうか。
環境が荒れてからするのではなく、あらかじめアンソロジーやリマスター実装時には悪影響を及ぼす可能性のあるカードを一時停止にすべきなのではと思います。
オーコもそうでした、裏切りの工作員もそうでした、荒野の再生もそうでした、とにかく後手後手なんですよね、最近の禁止制限告知。
これはスタンダード・ヒストリック意外にも目を向けるとまだ出てきますけどこの傾向。
ヤバいものはヤバいんです、ダメなものはダメなんです・・・。
(ちなみに今の環境で一番それに該当するのはウーロだと思ってます・・・対処手段がないわけではありませんので禁止しろとも思いませんが。)
今回の死者の原野について申しますと、前回で成長のらせんが一時停止になったものの、ランドサーチもしくはランドを直接場に出せるカード今何種類ヒストリックにあります?
それ数えるだけで原野がトップメタに上るなんて容易に想像ついたと思いますよ。
しかもアモンケットリマスターですから、ゾンビとの相性も悪くありませんしね。
慎重な判断も大事かと思いますが、時には大胆な英断もして頂きたいなと思います。
まぁそれよりも何かのメタゲームが寡占するようなデザインを改めないと同じ事の繰り返しなのかもしれません。
アリーナの登場により、以前に比べ飛躍的に回される回数と情報の伝播が促進されていると思います。
以前は必死に考えて、対戦して相手のいいところを盗み自分の考えを加え辿り付いたデッキなんてのも見られましたが、最近はとにかくトップメタトップメタ。
ゲームデザインとして、わざと何かしら穴を作っておかないと色々なメタゲームは育ちにくい環境になってきたのかもしれませんね。
そして強いメタが順番に潰されていくという事実は残ってしまっている訳です。
色々考えさせられますね。
まぁ、メーカーが下した決定にはプレイヤーですので準じますし、抗議など考えたこともありません。
決定は決定です、残念ながらプレイヤーがどうにかこうにかしてなんとかなる問題ではないのですから。
文句を言ったところで状況が良くなることもありませんので。
ではまた。