
昨日、禁止制限告知が発表されました。
フォーマットのアップデートとはこのことだったようです。
今回もほぼ私見でお伝えしたいと思います。
内容は後述致しますが、この禁止制限告知に対する予告がこちらでした
フォーマットについてのアップデート・・・ですよね。
確かに禁止制限告知も英語としてはアップデートなんですが、今まで禁止制限告知がある場合は、禁止制限告知出しますという告知をされただけにその他にも何か変更があるのではと思ってしまいますよね。
元ウィザーズ社にいらっしゃったブルナー実久さんもこのように仰ってましたので共感ですね。
告知そのものも言い回しを統一して頂きたいなと思った次第です。
さて、今回の禁止制限告知は以下の通り。
公式はこちらから
2020年9月28日 禁止制限告知
アリーナについてはこちらから
MTGアリーナ:パッチノート 1.12.01.00 (2020年9月28日)
アリーナの件も含めて「アップデート」という言葉尻にされたのかもしれませんが、過去にも禁止制限告知についてはMTGA・MTGO共に絡みますからね。
スタンダード
禁止
自然の怒りのタイタン、ウーロ

我々は「マジック:ザ・ギャザリング・アリーナ」と「Magic Online」で『ゼンディカーの夜明け』が使用可能になったこの最初の1週間、スタンダード・フォーマットを注視してきました。デジタル・プラットフォームでは無数のゲームがすでにプレイされ、初期のデータとこの週末のイベントの結果は《自然の怒りのタイタン、ウーロ》、《水蓮のコブラ》、《創造の座、オムナス》を使った多色のランプ・デッキがローテーション後のメタゲームで問題となっていることを示しています。
2020年9月28日 禁止制限告知
との事ですが、いや寧ろウーロよりもオムナスとコブラの方が問題なのではと思います。
確かにウーロは土地を引っ張ってくる事が可能であり、それによる上陸シナジーが加速してしまうという問題はあるとは思います。
ただ、ウーロは対処手段もそれなりに存在している状況でここまで来た状況です。
ウーロは登場時からカードパワーの高さを危惧されたクリーチャーではありましたがこのタイミングで禁止させるものだったのでしょうか。
これらローテーション後のランプ戦略を弱体化させるために、我々は《自然の怒りのタイタン、ウーロ》をスタンダードで禁止することを選択しました。
2020年9月28日 禁止制限告知
これも何か違っているとは言いませんがピン外れ感が。
ランプ戦略が強いのではなく、過剰にマナ供給を行う上陸シナジーを持たせたカードが存在することが問題なのではと思います。
ランプ戦略の弱体ということであれば、ローテーション前のスゥルタイランプ一強の時にすべきだったのではないかと思いますし、その時期であれば納得の回答でした。
八十岡選手も共感できるコメントを発言されております。
そうなんですよね、オーコの時辺りからそうだったのですが新しいカードが明らかに悪影響を及ぼしてるにも関わらず、それを禁止せずにそのシナジーに付随する既存のカードをあたかもそのカードが元凶のような風に告げて禁止する。
この流れはあまり頂けないなというのが正直な印象です。
確かに新しいセットに収録されたカード、他にも可能性が感じられますしそれ以外からそれに対抗すべく新しいシナジーが生まれる可能性もありますから、一概に禁止できないという部分は無視できませんが、八十岡選手も仰っているように「次の禁止候補」であり、ほぼほぼそれは禁止される方向になるという実績も重ねているんですよね。
イコリアの相棒のような新メカニズムで予期せぬ形で変更せざるを得なかったというのは理解に及ぶのですが、上陸はゼンディカー=上陸というくらいの再録メカニズム。
この辺りは能力を精査して頂きたかったかなと感じます。
スタンダードで2色フェッチランドは再録予定はありませんというのは上陸前提の判断だったと思っていますが、「寓話の小道」が既に存在しているのでやはり皆さんそこは上手く活用してくるのは想定範囲内だったの思います。
この状況がしばらく続いているので次回のカルドヘイムでも何かしら同じ様な事が起こるのではないかと既に思ってしまいます。
新規ユーザーは獲得できても既存ユーザーのスタンダード離れは加速していくような気がしてなりません。
スタンダードフォーマットは名前の通り「標準」フォーマットであり、新規ユーザーも既存ユーザーも楽しめる魅力あるフォーマットに作り上げて頂きたいと思います。
既にYoutube上でも、今回の禁止制限告知に関する動画も出ていますので参考までにご覧になってみてはいかがでしょうか。
今回は長くなりましたが、この辺で。
ではまた。